九州
古くからアジア、そしてヨーロッパと関わりが深く、様々な異国文化を取り入れ、発展してきた歴史を持つ九州。福岡(博多)を起点にユニークな列車で九州6県の特色ある歴史遺産や文化、自然に触れる旅に出かけましょう。南国の地ならではの味わい深い郷土料理や温泉も見逃せません。
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青春18きっぷの利用日数: 5日分
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旅行期間: 5日〜10日間
交通費
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青春18きっぷ (5日分): 11,850円
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福岡市営地下鉄 博多〜姪浜: 300円
総額: 12,050円
1日目 博多から長崎へ
福岡の交通拠点として賑わう博多から筑肥線へ直通運転する市営地下鉄(運賃別途300円)に乗車。佐賀県北部の港町唐津では陶器の工房や唐津城などを訪ねます。午後は唐津線と佐世保線の普通列車を乗り継ぎ、日本を代表する陶器の街として知られる有田で九州陶器文化館を見学。早岐から大村湾に沿って走る快速列車に乗車し、古くから国際的な貿易港として発展してきた長崎へ。ロープウェイで稲佐山に登り、夜景を眺めましょう。
* 長崎では少なくとも2泊して浦上地区の長崎原爆資料館や平和公園、出島やグラバー園などを訪れるのがおすすめです。
2日目 長崎から熊本へ
早朝の普通列車で長崎を出発し、弥生時代の大規模な遺跡が残る吉野ヶ里公園を探訪。鳥栖で鹿児島本線に乗り換え、城下町熊本には昼過ぎに到着します。午後はたっぷりと市内を観光できます。
3日目 熊本から鹿児島へ
穏やかな球磨川の流れに沿って走る肥薩線直通の快速列車で1時間30分。九州の小京都と称される山あいの城下町人吉には国宝の青井阿蘇神社や温泉が点在。徒歩かレンタサイクルで散策しましょう。
人吉駅で名物の駅弁鮎ずし、または栗めしを買って観光列車いさぶろうに乗車。スイッチバックやループ線が連なる矢立峠の車窓からは雄大なえびの高原と霧島連山が広がります。吉松と隼人で列車を乗り継ぎ、錦江湾の対岸に噴煙を上げる桜島を眺めつつ、九州南部の大都市鹿児島へ。歓楽街天文館で焼酎を片手に郷土料理を堪能しましょう。
* せっかく鹿児島まで来たなら連泊して市内を散策するだけでなく、薩摩半島の指宿温泉や知覧、開聞岳、桜島などへの日帰り旅行を楽しみたいもの。フェリーで世界遺産の屋久島や宇宙センターがある種子島へ足を延ばすこともできます。
4日目 鹿児島から別府へ
九州南部を横断し、南国の雰囲気漂う宮崎へ。列車の待ち時間を利用して宮崎神宮を訪ねましょう。日南線に乗り換え、鬼の洗濯岩が印象的な青島に1時間滞在することもできます。昼過ぎの列車で日豊本線を北上し、九州を代表する温泉地として名高い別府を目指します。
* 宿は交通至便な別府歓楽街、または駅からバスで15分の鉄輪(かんなわ)温泉のいずれかを選べます。連泊するなら由布院あるいは国東半島への日帰り旅行を楽しみましょう。
5日目 別府から博多へ
朝は鉄輪温泉に湧く血の池地獄を散策。11時少し前に別府を出発し、関門海峡に面する九州北端の門司港レトロ地区でランチタイム。九州鉄道記念館を見学し、クラシカルな洋館が建ち並ぶ港町を散策しましょう。関門汽船(所要5分)で対岸の下関市唐戸地区へ足を延ばすのもおすすめです。夕方の快速列車で博多に戻り、九州一周の鉄道旅行はフィナーレを迎えます。
* 博多到着後、地下鉄で福岡空港に直行すれば、東京羽田や韓国ソウルなどへ向かう飛行機に搭乗することができます。