四国
八十八ヶ所霊場に代表される趣き深い寺院、険しくも美しい表情の峡谷、活気ある城下町。関西や西日本、九州から気軽にアクセスできる四国をスローペースの普通列車で旅しましょう。車窓には温暖な宇和海や瀬戸内海、吉野川や四万十川の清流、天上まで続くような段々畑が広がります。
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青春18きっぷの利用日数: 3日分
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旅行期間: 3日〜7日間
交通費
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青春18きっぷ (3日分): 7110円
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阿波池田〜かずら橋のバス: 1290円
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かずら橋〜大歩危峡のバス: 660円
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土佐くろしお鉄道線 窪川〜若井: 210円
総額: 9,270円
1日目 徳島から高知へ
四国の旅の始まりは島の東に位置する徳島から。京都や大阪方面からは淡路島を経由する高速バスでスムーズにアクセスできます。吉野川に沿って走る高徳線に乗車し、阿波池田でバスに乗り換えて山深い祖谷温泉へ。峡谷をケーブルカーで下り、川岸の露天風呂でリラックスしたら、昼過ぎのバスで祖谷渓を代表する名所かずら橋を訪ねます。その後、バスで吉野川が流れる大歩危峡へ向かい、迫力ある風景を徒歩や観光遊船で堪能。夕方の普通列車で坂本龍馬のふるさと高知へ南下します。
* 高知では連泊して市内を観光したいところ。日帰りで室戸岬や龍河洞、アンパンマンミュージアムにも足を伸ばせます。時間がなくても坂本龍馬とゆかりの深い桂浜は早朝のバスで往復できます。
2日目 高知から松山へ
土讃線終点の窪川到着はお昼頃。列車の待ち時間を利用して四国八十八ヶ所霊場の37番札所である岩本寺を徒歩で訪ねることができます。土佐くろしお鉄道線窪川〜若井間の乗車券(210円)を別途購入し、予土線の列車に乗車。車窓に四万十川や沈下橋をを眺めつつ宇和島へ。多賀神社や宇和島城を散策し、時間があれば夕食を。宇和島から松山までは3時間20分を要するので、読書でもしながら過ごしてはいかがでしょう。
* 松山で連泊すれば松山城や道後温泉を観光することができます。
3日目 松山から高松へ
予讃線の車窓から左手に瀬戸内海を望み、観音寺で途中下車。四国八十八ヶ所の68番札所神恵院と69番札所観音寺を訪ねましょう。琴平では日本で最も古い芝居小屋の金丸座を見学し、1368段の長い階段を上って、海の守り神を祀る金毘羅宮へ。琴平から香川県の中心都市高松までは普通列車で約1時間です。
* 高松の代表的な見どころは栗林公園と高松城。フェリーで小豆島や神戸、瀬戸大橋線の快速列車で岡山を目指すことができます。